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EPUB@WOOK
最終確認:2014年8月



【特徴】

既に作品がある場合、PDFでインポートするか、EPUBでインポートするか、
あるいはHtmlで記述し直してエディタに入力する方法があります。
当方では現状EPUBを作成する環境をもっていないためEPUBインポートについては割愛し
PDFインポートとエディタ入力(Html)について言及します。



【PDFインポート】

PDFインポートはPDFファイルをそのままUL(アップロード)するため
最も手間が掛からず、また読者に完成品クオリティを届けられる。
しかし、WOOKでは全ペイジをストリーミング仕様に強制変換してしまうため
PDFファイルとは別に
全ペイジ分の変換データがストレージに追加されます。
このデータ量はペイジの内容に関係なく、ほぼ1P:1MBです。
(100PのPDF小説をインポートすると100MBになる・・・orz)
初期割り当てのストレージは1,000MBですから、500Pの小説は2冊しか登録できませんorz
DL販売専用で、試し読みのペイジも事前に指定ができたら全ペイジを変換する必要など無いのですが
現状ではPDFは”最終兵器”的な位置づけとなり、ぽんぽん増設配備できない状況です。
(一応、有料オプションとしてストレージを増やすことはできる)



【エディタ入力(Html)】

エディタでは直接文字を打つ方法と、Htmlで記述する方法がありますが、
既に作品があることを前提に、Htmlでの入力を中心に書きます。
(WordのHtml変換は「保存」メニューから選ぶだけでできるそうですが、
旧Wordではフィルタ機能がないため、メモ帳に一端文章を移し、
それをHtml化支援ソフトに貼り付けて作成してます。詳細はこちら)


エディタに入力したデータは「WOOKストリーミング」と「EPUB」の2種類に変換されます。
前者は専用ビューアを使っての閲覧で、無料作品の場合ログインせずに読めますが
当然ながら読んでる間は販売サイトにずっとアクセスしてないといけません。
WOOKストリーミングの最大の特徴は
「縦書き」で表示されることです。
レイアウト可変式で日本語縦書きに対応しているのは有料サイトならではです。

後者はEPUBファイルをDL(ダウンロード)し、
自身で用意した電子書籍リーダーアプリを使って閲覧します。
(従って、DL後はネット接続を切って読むことができます。)
この時に、有料書籍の場合は、DL者のメイルアドレスがデータに組み込まれます。
(読者による再配布を一定程度抑止する目的で)



【ルビ】

「WOOKストリーミング」のルビの配置は「中央揃え」になります。
Wordのように地の文の範囲内に収まるよう配置を調整する機能はありません。
リフローのため厳密ではないようですが、概ねルビサイズは地の文の半分です。
以上を基本仕様と踏まえた上で実例を見ていきましょう。

サンプルは『骨色の常世歌』

「美伽」という二文字の用語(地の文)に
「みか」とルビを振ったHtmlのプレビュー
WOOKストリーミングでの表示

均等割り付けが無視されて”地の文全体に対しての中央揃え”になっています。

このパターンは一応許容範囲と見なし、一部を除き修正はしていません。




地の文とルビの比率が「1:4」のパターン
(Html)
WOOKストリーミングでの表示

「中央寄せ」を維持し、更に地の文にスペースを入れない仕様だということが解ります。




Html上で整えた文章のプレビュー


行間を別とすれば美的な仕上がりに見えますよね。
このHtmlを、Html入力可であることを謳うエディタに入れると・・・

WOOKストリーミング
プレヴュー(ディフォールトサイズ)のキャプ画(部分)
一行目「踏原史蔵」は、
「とうばら」「ふみぞう」と姓名で分けて振っています。(2:4+2:4)

六行目「谷須洊」は、「たにす」「せん」で(2:3+1:2)
七行目「平美幸」は、「へいの」「みゆき」で(1:3+2:3)です。

いずれも地の文よりルビのほうが多い比率で連続使用したパターンですが、
先に指定したルビと後のルビとが完全にかぶってしまってますorz
(「原」と「史」の地の文同士もややかぶっている)

またルビが地の分の範囲から悉くはみ出ているのがわかります。
ルビがこれ以上縮小しない上にスペースが入らないためこうなります。



行間サイズはきれいですがね。



ビューアの拡大ボタンを押してみましょう。

二度押してみたのが次の画像です。


1Pの行数が13から10になりました。

ルビのかぶりが若干解消されましたが、
「踏原史蔵」や「平美幸」はまだ見苦しい。

ルビサイズが地の文の半分だという感覚から
「踏原史蔵」(四文字)に「とうばらふみぞう」と
8文字振るのは問題ないように思えるのですが、
ダメなことが解ります。

スマフォなど更に拡大表示する端末なら
だいじょうぶかもですが、
PCでは深刻な問題ですね。

つまり、Htmlの互換性がないというか、EPUB用に構文の一部が書き換えられたり無効になったりするわけです。
Word→Htmlへの修正だけでなく、ここから更にプレビューを見ながらの修正が必要ということになりますorz
(PDFならどんなに楽なことか・・・しかし容量が・・・orz)




ならば・・・と、強制的に地の文にスペースを入れてみたのが次の画像。

これは「踏原」と「史蔵」の間にだけ全角スペースを入れ、ルビはそのままの例です。

ルビの表記はきれいになりましたが、位置が一文字分ずれています。
スペースを入れた上でルビを個別に打ち直したほうが恐らくよりきれいになるかと。


どうせ打ち直し(修正)なら徹底的に調べて後続者のorzを低減してやる!
ってことで、地の文全体にすべてふってみる(4:8でふる)。

地の文全体にルビをふったHtmlのプレビュー
(「踏原史蔵」に「とうばらふみぞう」と入力)
WOOKストリーミング
踏原史蔵(とうばらふみぞう)

なんだ、キレイぢゃなイカ!

いやいや、単語ではまだ信頼できん。文章になったらどうじゃ?


ということで、地の文よりルビの比率が大きい場合は、まとめて打ち直すとキレイに出ます。



【その他主なルビ修正点】

ルビのまとめ打ちが効かないパターン


地の文に対しルビの比率が著しく小さい場合(例:「国際捕鯨委員会」にIWCとふる)
は「IWC(国際捕鯨委員会)」など()書きに変えた。
(但し小説らしさがやや損なわれる)

「終末期医療用小児病棟」(10字):「チルドレン・ホスピス」(10字)は
1字割り当てで振るときれいに出た。(上の図はまとめて振ったもの)

「関西双子姉妹」:「まなかな」は、(3:2)×2で振ってみたが見栄え悪く、
「ま な」「か な」とルビにスペースを入れると多少改善。
サンプル真ん中も「I W C」とスペース入れてみたヴァージョンで、右端のよりはマシかと。

これらも修正テクニックとして参考にしてみて下さい。



【強調(圏点)】

強調(圏点)は特にクセが強くまともに表記されない。(なぜか地の文字がつぶれる
2014年8月のサンプル検査では改善が見られ、下のような表記となった。


ルビに全角中点を使った強調手法の比較

Htmlのプレビュー WOOKストリーミング
(拡大ボタンx2)
「拝観料」に「・・・」とまとめて入力 拝観料(・・・)
「拝」「観」「料」に「・」「・」「・」と一字ずつ入力 ()()()


同じルビ機能を使った表現でありながら、このケイスでは一字ずつ打つほうが良いことが判る。

打ち直すほかに『』や【】、太字などに代替して強調を表現する方法もあるが
やはり小説的ではないし、本来『』や【】を使いたい箇所で表現がかぶってしまう。



【その他のレイアウト制限】

記号が横向きになる

節の区切りに入れてた「Ψ」が横になる。

「∴」に変更したが・・・やっぱり横になる。
だが「∴」は横になっても何となく「∴」に見えるのでよしとする(苦笑)



行間は自動調整となり、一行空けが無効
エディタの入力画面でじかにブランク(<br>)を入れるか、空行の一文字目にスペースを入れると有効。



文章の中央揃え、下揃え(右端揃え)が無効

これは視点(主語キャラ)の切替を記号(Ψや∴など)の中央ぞろえで表現してきた私にとって
かなりの痛手でして、とりあえず、章番号と同じように拡大させた上で行の始まりから五つ
スペース(空白)という表現に代替修正で対処。
(リフロー型ゆえの制約かとも思ったが、パブーエディタでは横書きという違いはあるものの
文章の中央ぞろえや右端ぞろえができたりする。)


フォントの種類、フォントサイズ、全角中の半角スペースも無効

サイズはともかく、フォントが変えられないのは電子書籍としての強み(個性)が死んでるも同然であろう。
(同じくパブーのエディタではHtmlを使えば「Batang」や「Century」などのフォントが使える。)

フォントサイズ無効の影響で、
章番号の拡大が無効に。
エディタの文字拡大・指定「Xラージ」で再設定。


1P(章)あたり15,000字の字数制限があり、超える場合には自動で改ペイジされる。
文章が途切れないような調整はされるそうだが、
長編作品登録時に章単位(あるいは文節単位)で制御したい場合は要注意。




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