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LiveMaker(LiveNovel)説明書にない使い方

『骨色の常世歌GN』制作時にメモったポイントを後続者のために紹介・解説します。
(マニュアルに記載の事項や公式サイトでまとめられている基本情報は省略)

<項目一覧(ショートカット)>

文章の縦書き表示 画面サイズの変更 ファイルのパスに関する注意点 画像表示(ノー・ウェイト)
画像消去 「窓」の配置 プレビュー途中で自動停止 特定の「シナリオ」からプレビュー
ワンシーン・プレビュー 選択肢分岐の解説 ロードメニューの作り方 画像を個別に動かす方法
システム画面の改造 インストーラのアイコン BmpToGale サウンドファイル



<文章の縦書き表示>

 ディフォルトでは、というか、直接入力する文章としては、
システムの仕様上無理なようですね。
しかし、『骨色の常世歌GN』は文章(本文)オール縦書き表示です!
 高度な裏技でもなんでもなく、縦書きで書いた
文章(ペイジ)を「画像」として
扱っただけの”フェイク縦書き”ですが、硬派舎ではこれを『
グライド・ノヴェル』と称してます。
(実物どんなもんかは無料の体験版でご確認ください)
**2017年1月16日より体験版のDL先をDLsite.comからFreem!へ変更**
 私の場合はペイジ単位ですが、文節単位でやればクリックごとに1センテンスずつ表示
なんてことも可能でしょう。
但しデメリットとして、履歴表示ができません。
(作ろうと思えば作れそうですが、450ペイジもあるような作品では相当しんどいかと・・・)






<画面サイズの変更>

「プロジェクト」の「オプション」を押すと、プロジェクトオプション窓が開き変更できる。





但し最大は「1024x768」である。これはVer.2の仕様なので我慢する。






<ファイルのパス(フォルダの名づけ方)>

 フォルダの名前を変更するなどして呼び出しのパス(経路)が変わると、
そのフォルダ内のファイルを使ったすべてのプログラムが無効(要修正)となる
ので注意。
 フォルダ名に「日本語」が使用できるだけについ安易な名前をつけがちだが、
既に完成したパートの修正作業は大変めんどうなうえバグの原因にもなるので要注意です。
 私の失敗例として、「一章」「二章」「三章」という風に付けていくと、
パソコンは意外とお莫迦でして「い」「に」「さ」という接頭の「50音読み」で並べたりしちゃいます。
なので「九章」がだいぶ上に来たり、「二章」が後ろに下がったり、
「エンディング」が上で「オープニング」が下に来るなど見た目が厭な感じです。
日本語で名づける場合でも接頭は半角英数にするなど一工夫が無難。(例:「001(一章)」)
作成日時で並び替えたりしても後で更新したり追加したりということはよくあるので
なるべく最初に必要なフォルダとネイミングは想定しておくのが吉。

NGなのはアプリ内のフォルダ名(とファイル名)の変更で、
プログラム上の「シナリオ」や「チャート」の名前は後から変更しても問題ない。






<画像表示(ノー・ウェイト)>

画像を即座に表示させるには、「画面効果」の「時間」に「0」を入力。





その際、「画面効果」欄は何が選択されていても問題ない。(効果が無効になる)






<画像消去>



「画像消去」窓が表示されたら
▼のリストから消したい画像を選択し、「追加」を押す。





この状態ではまだ指定が確定していない。
「追加」を忘れずに。


左の名前欄にファイル名が追加された状態で「OK」
を押す。





 補足として、リストに並ぶファイルの対象(下図赤枠内)は
現在開いている「シナリオ」(非アクティヴも含む)に挿入している全画像。



なので、対象が多すぎて探すのが面倒な場合は、編集中のシナリオ以外閉じると良い。


また「名前」欄には複数のファイルを設定(追加)できる。
下図は3つのファイル(画像)を一度に消すようプログラムした状態。



 名前欄の消去は「クリア」を押すと早い。






<「窓」の配置(動かせなくなったとき)>

複数の「シナリオ」や「チャート」など、いろいろな「窓」がたくさん開いた状態で
全体(作業領域)の表示サイズなどを変更すると、
「窓」の頭が上や下にもぐってしまい、マウスドラッグで動かせなくなることがある。



このような時には「ウインドウ」の「
アイコンの整列」を押すと整列する。







<プレビューの途中で自動停止(全部見たくない場合)>

「シナリオ」中のここの箇所まで見たい、という部分の直後に「
クリック待ち」を挿入。









「クリック待ち」が挿入されました。
これでモーションが完了した時点で自動的に停まります。
(その後にプログラムされている「画像消去」などは発動しません)
確認・調整した後は忘れずに「クリック待ち」を削除しておきましょう。





<特定の「シナリオ」からプレビュー>

特定の「シナリオ」から始めたい場合は、「開始」の青矢印をその「シナリオ」に直結する。

例えば下図は『骨色体験』の「チャート」であるが、このままプレビューすると『表紙』から始まる。




『オープニング』だけ確認したい場合



このようにすると、『オープニング』からすぐに始まる。





<ワンシーン・プレビュー>

もっとワンポイントでひとつの動きだけ見たい(調整したい)場合は、
新しい「シナリオ」を追加し、見たい部分だけをコピーし、その「シナリオ」から「開始」する。
調整が済んだらそのパーツを本編の「シナリオ」へ張りなおす。


例えば『オープニング』中の最後のシーン(『骨色の常世歌』というタイトルが出て文字がゆがむ)だけ見たい場合



見たい箇所をコピーし、



新しい「シナリオ」を追加し、



貼り付ける。



その臨時仮設の「シナリオ(新規アイテム)」へ「開始」から矢印を引く。



これで、このシーンだけに集中して動作確認が出来る。
納得のいくプログラムができたら、それをコピー元へ貼り付ける(編集前のプログラムは削除)。






<選択肢分岐の解説>

「チャート」の窓の上で右クリック(またはボタンメニュー)から「文字列選択」を追加し、
ダブルクリックするか「プロパティ」を押して窓を開く。





その中の「選択肢」という項目(空白)上で右クリ→「追加」で文字を入力。



「キャプション」というところに入力します。




 選択肢は幾らでも増やすことができる。(私は章の選択として『前編』に9つ選択肢を置いてます)
設定した選択肢から、飛ぶ場所(シナリオ)へ青矢印を連結する。
その矢印の上でダブルクリックすると、「ジャンプ」という窓が出てくる。




「条件」項目の上で右クリし「追加」を押すと、「条件」という窓が開く。






左側の項目の▼から「選択番号」を選び、右側の項目には半角英数で番号を手入力。







この右側の番号は選択肢のナンバーと比例するが
「0」から始める点に注意。
例えば、選択肢
No.1「はい」のジャンプ先にしたい場合は「0」を入力し、
選択肢
No.2「いいえ」のジャンプ先には「1」を入力する。
後は同様に選択肢の数だけこれを繰り返す。

『骨色体験』(下図)を例にすると、選択肢分岐『たいとる画面』にまず注目してほしい。
ここには3つの選択肢が設定されている。



選択肢No.1「開演動画と序章」を選ぶと、1番の矢印の先「表紙削除(0)」へ飛ぶ。
判りやすい用に「シナリオ名」に該当する選択番号も併記している。1番だから「0」である。
同様に、No.2は「ダイジェスト(1)」へ飛ぶ。2番目の選択肢なので「1」となる。



赤い矢印の上にカーソルを合わせると、一覧が表示され確認できる。



 ここでもうひとつ注意しておきたいのは、
この
入力番号は「選択肢分岐(文字列選択)」ごとの個別の設定項目であるということ。
つまり、新しく選択肢(文字列選択)を追加した際には、
再び「No.1」=「0」、「No.2」=「1」、「No.3」=「2」となる。
さっき「0」から「2」まで設定したから今度は「3」から・・・とはならない



 補足として、「文字列選択」の「選択肢」項目の下にある「キャンセル許可」にチェックを入れると、
右クリックキャンセルが有効となる。



この場合には青矢印を連結させた場所に飛ぶので、
私は章番号選択をキャンセルすると表紙(タイトル画面)へ戻るようにしてある。



 更なる注意点として、
「実行の順番」という隠し要素がある。
選択肢から派生する矢印の上にカーソルを置いたときに表示される一覧がそれで、
この順番でプログラムが読み込まれるという。
従って、キャンセル処理によるリターンジャンプなど条件を必要としない動き(矢印)は
実行の順番を「最後」にするのが良いとのこと。

例えば、下図の『ダイジェスト』という選択肢は3択であるが、右クリキャンセルを許可している。
そのキャンセル時に表紙へ飛ぶ動作が”4番目の選択肢”のようにプログラム上では扱われる。
このキャンセル処理のプログラムが選択肢1〜3よりも上位にあるとエラーが出るとのこと。



この「実行の順番」の設定は、矢印上で右クリックすると表示されるメニューから行う。








<タイトル画面でのロードメニューの作り方>

『はじめから』『つづきから』など
選択肢からロード画面を呼び出す方法です。
まず「チャート呼び出し」を追加します。



「チャート移動」の移動先項目で「指定ページ呼び出し」、



「移動先ページ」項目で「ロード」を選択。



更に青矢印をタイトル画面へ連結させれば右クリキャンセルでタイトルへ戻る。
下図は『表紙』(タイトル画面)の選択肢から『ロード』へ飛び、
キャンセルするとまた『表紙』へ戻るというプログラム。



 ちなみにこれを使わなくても、
タイトル画面の設定で「セーブ・ロード許可」を挿入しておけば「オプションメニュー」として一応呼び出せる。
但しボタンや選択肢で「ロード」が選べない(タイトル画面に「スタート」しかない)ゲイムは
いくら同人といえども少々不親切かと思われるのでなるべく作っておきましょう。






<画像を個別に動かす方法>

 画像Aを表示させた後、そのAを表示させたままで画像Bが登場するようにしたかったのですが、
Bに掛けたエフェクト(モーション)が停止中のAにまで掛かって、
すでに登場済みのAが再びBといっしょに(いっしょの動きで)出てきてしまい困りました。
(実例ではオープニングのメイカーロゴのところです。『硬派舎』画像と『わんこ』画像が合体し一時停止、
下から『ぷれぜんつ』画像浮上という動きを個別にしたいがいっしょくたになってしまうエラー)

これは教えて掲示板の「画像表示の開始座標」にヒントがありました。

「挿入」メニュー内の「
モーション」を使うそうです。
これは言うなれば「動き」だけの命令文(プログラム)のようなものです。



使い方はファイルの指定と動き方、時間の設定です。
ただし動き方は一度にひとつしか命令できません。
基本はXとYの座標移動のようですので、「左から右」とか「下から上」などの単純な動きになります。
(2つ以上の動きを同時にさせるにはLiveCinemaという付属ツールを使う)

下図は、『ぷ』と名づけたファイル(画像)が0.3秒で縦軸の420へ移動するという設定です。


ここで注意点は、これで動きを制御するので、
「画像表示」で座標等を設定している場合に修正が必要なことです。
ここの例では、下(画面外)から画像がせり上がってくるという動きにしたいので
まず対象の画像を画面外に表示させます。動きは1つしか設定できないので
必然的に最終表示場所(X450:Y420)の垂直下の座標になります。
画面サイズは1024x768なので、「768+画像の縦幅」の位置に置けば画面から完全に見えなくなりますね。
ということで目安で800にしてます。



画像『ぷ』は「X450:Y800」――即ち上図の緑の枠の辺りにまず表示されます。
そこへ先ほどの「モーション」を設定することでY軸だけ800から420へ(即ち画面下から中央付近へ)
0.3秒の速さで動くというわけです。






<システム画面(項目の増減や表現の変更)>

「プロジェクト」→「オプション」を押し、



「システム画面」の項目を選ぶ。
「メニュー項目」欄の「項目」で表現を、「操作」で表示の有無を設定。



上図『骨色の常世歌GN』の例では、セーブを「ここまで読んだ」、ロードを「つづきから読む」に改造してます。
また、いわゆる”テキスト文字”を使っていないので、文字を消したりスキップしたり回想表示などは
メニューから省略してあります。






<インストーラのアイコン>

変更する場合は「ファイル」項目内の「アイコン」でファイルを指定。
ディフォルトも用意されており、その場合は
空欄のままで構わない。



なお
変更には海外のフリーアプリのインストールが別途必要とのこと。
『骨色の常世歌GN』で使ってるのはディフォルト画像です。






<BmpToGale>

このツールは既存の画像ファイルをLiveNovelのプログラムに組み込めるように変換するツールで、
LiveMakerインストール時に同時にインストールされます。
メニューバーの「ツール」から使用します。



Bmp以外に
JpgやGif、Pngも変換でき複数のファイルをドラッグ・ドロップで一括変換できます
(但しファイル数が多いと(10枚以上程度から)一時的に「応答なし」状態になりますが、
PCフリーズなどはせず数秒後にちゃんと変換されます)
 変換は
ファイルそのものを変換するのではなく、新たに生成しますので
ドラッグ・ドロップする限り基となるファイルはそのまま残されます。
 生成場所は基ファイルの在籍するフォルダです。
 Gifアニメは無効になります。






<サウンドファイル>

MP3が使えない(けれど素材サイトの多くはMP3)なので変換が必要。
LiveMakerの開発元では「Audacity」というフリーアプリ(海外製だが日本語選択可)で、
Ogg形式」への変換を推奨している。
私も使ってみましたが特に問題なし
(ちょっと操作性が悪いけど、変換のほか不要な部分のカットや合成、フェードイン・アウトなどはすぐできる)





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